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医療者の心を守る(2)現場を離れる医療者が増えている事実




最近、厳しい医療現場の中で、医療者が心身共に疲弊し、
臨床を離れるケースが目立っています。
過酷な労働条件についていけず、追いたてられるような日々の中で、
心身の余裕をなくしている医療者も目立ちます。

今まで、医療者のメンタルヘルスに関しては、
十分には論じられてきませんでした。

しかし、昨今、医師不足やそれに伴う医療ミス、
さまざまな医療現場での諸問題が相次ぎ、
医療者に対するメンタルヘルスにも十分な取り組みをしていかなければ、
医療現場が破たんする危険性があるようです。

そして、医療現場が破綻してしまった場合、
そのしわ寄せを受けて苦しむのは、医療者だけではなく、
患者さんたちやその家族でもあるのです。
posted by ちーひめ at 12:54 | Comment(4) | TrackBack(0) | 医療者の心を守る
この記事へのコメント
今自分が取り組もうとしている研究課題の検索をしている時にこのブログと出会いました。私自身「燃え尽き症候群」であり「鬱」のために大学病院を退職した(退職は平成11年)医師です。
専門は形成外科です。今は「鬱」が改善しJ大学病院で週1回だけ非常勤講師という形で外来担当をしていますが、ここに至るまでには5年以上の歳月が必要でした(外来担当を再開したのは平成17年)。
私は自分の「鬱」をきっかけに昨年より上智大学カウンセリング研究所でカウンセリングの勉強を始め、今年からは同研究所のカウンセラー養成コースで更に心理学を勉強しています。
カウンセラー養成コース修了のためには大学院修士修了程度の研究をする必要がありその課題として「医師の燃え尽き症候群」をテーマにしようと考えています。
看護師の燃え尽き症候群については研究がされているようですが医師に関しての研究がほとんど見当たらない印象があります(それはひとえに私自身の勉強不足だと思うのですが)。
実際自分の医局の若い先生も「燃え尽き症候群では?」と思える何人かの医師がいます。やはりこれは大きな財産を失っていることになるのではないでしょうか。
今回私は可能であれば今所属している大学病院医師の「燃え尽き症候群候補者」に救いの手が伸べられないかと考え上智大学での研究課題としました。
幸い私はカウンセリングを勉強することで私自身生き方が非常に楽になり、再度大学病院で外来を担当できるまで回復することが出来ました。
(蛇足になりますが、生きる喜びが生じたお陰で新しく個人事業としてメディカルサロンの立ち上げも行っています。)
自分は幸いにも回復し形成外科専門医として再度臨床の現場に復帰することが出来ましたが、何とか私のこの経験を生かして同じ苦しみを味わっている方々の助けになればと思います。更に私と同じテーマで研究しておられる研究者の方がいらっしゃれば、助言を賜りたく思い投稿しました。
非常に長く、支離滅裂な投稿になり申し訳ございません。お心にとまりましたらコメントを頂きたいと思います。
Posted by 吉方りえ at 2006年10月16日 22:59

医師の燃え尽きに関しての研究は、私も少ない印象を持っています。
吉方先生がこのテーマを研究して下さったら、とてもありがたいと思います。
私の周りにも、うつ病で休職を余儀なくされている医師が何人かいます。
懸命に患者さんたちのために昼夜を問わず努力していた方々です。
そのような人たちが、自分の心を守れずに挫折していくのを見るのはとても忍びないと思っています。人を助けよう、人の役に立とうと思っている方が、次々と倒れていく姿を見るのは辛いですよね。
心が疲弊した体験がないと、なかなかそのような状況での辛さは理解できません。
ですから、一度燃え尽きたけど、また復帰できた吉方先生の体験は非常に貴重で価値あるものだと思います。
是非、これから後、燃え尽き予備軍の医師たちを瀬戸際から助けていただければと思います。
それが、多くの患者さんたちを助けることにつながると信じるからです。
同じ志を持つ私自身も、先生のコメントを励みに、頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

後日、先日行われたシンポジウムでのアンケート結果をアップしますので、是非、ご一読いただければ幸いです。赤裸々な意見が出ています。
Posted by tate at 2006年10月19日 18:53
吉方さま、管理人のちーひめです。

メッセージ、有難うございました。
燃え尽きの辛い経験を乗り越えて、
現場に復帰なさったとのこと、本当に嬉しく思います。

また、その経験をいかして、
多くの方を苦しみから救ってあげたいというコメントに、
なんだか、胸が一杯になりました。

人は、どんなに辛いことがあっても、そこから何かを掴み取って、
より大いなる存在へと飛翔していける可能性秘めた存在なのですね。

ご自分が燃え尽きたからこそ差し伸べられる手がある。伝えられる言葉がある。そう感じます。

吉方さんを機縁として、救われていく医療者が
これから沢山出てくる予感を感じます。
心から応援しています。

これからも、宜しくお願いします。

ちーひめ
Posted by ちーひめ at 2006年10月20日 00:45
この度は温かいコメントを頂戴し誠に有難うございました。「医師の燃え尽き」の研究は恐らく自分自身が精神的に辛くなるだろうし、下手をすれば大学病院の管理職の方々のお怒りに触れかねない課題ではないかと思っています。
しかしながら私のこの気持ちをご理解頂き応援して下る方がおられるのを知り、研究課題に前向きに取り組む勇気が湧いてきました。
シンポジウムのアンケート結果、参考にさせていただきます。
これからもこのブログを活用させていただければと思いまので宜しくお願い致します。
Posted by 吉方りえ at 2006年10月26日 15:56
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