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【26】医療者のメンタルヘルスケア
心を見つめるときの注意点



 
■心を見つめるときの注意点

 1)完全主義をやめる
 2)自分を責め過ぎないこと
 3)許しの視点を持つ

さて、心を見つめることの大切さについて、
いくつかのたとえをあげて話してきました。
最後に、注意点をお伝えしたいと思います。

心を見つめる、ということは、完璧にできるものではない、
という気持ちもどこか心の片隅に持っていた方がいいということです。

自分の思いと行いを、完璧に純粋にすることは不可能です。
そう思ってないと、うまくいかない自分や、
思い通りにならない人に対して失望してしまいます。

また自分の心を見つめるという行為は、
心が弱っているときはあまり積極的にしない方がいいと思います。

うつ状態だとエネルギーが欠乏していて更に落ち込んでしまいますから、
そんな時はあれこれ考えずに、エネルギーが満たされてくるまで
じっと待つ姿勢が大切です。

自分の心を見つめる、という行為は、
自分の欠点ばかり見つめて自虐的になることではなく、
自分のなかにある素晴らしい特性を発見していくものだということです。
自分をほめてあげることも必要です。

それができるからこそ、
他の人のなかにもある素晴らしさを見出すことができるのです。
その意味で、自分を責めすぎないこともまた、心を守るために大切です。

やるべきことを淡々とやって、
トータルで見て、自分としてはまあこんなもんかな、
と思えればいいのではないでしょうか。

不十分な自分であることを自覚し、
そして、最終的にそんな自分を許すことができるかどうかが大切です。

自分への許し、という視点は自ずと、
他の人への寛容さとなってあらわれてきます。
いたらない自分を受け入れたとき、同じような優しい眼でもって、
多くの人を見つめることができるからです。

このような眼差しは、医療者にとっては、必要な要素ではないでしょうか。

自分の限界を知り、足ることを知って、そのなかで淡々と努力していれば、
常に心は穏やかで、平静な状態が続きます。
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