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【17】医療者のメンタルヘルスケア
患者さんの心を理解する




■ 患者さんの不満について

 会社や家庭での不満が、医療現場で形を変えて噴出することがある。
 不満の奥に隠された心の流れをもう一段深く見つめること。
 →全く新しい解決策が見つかることが多い

また、今言った話に関連しているのですが、
患者さんサイドの、会社や家庭での不満が、形を変えて、
医療現場で噴出してくることがあります。

やり場のない怒りや不機嫌さを、
自分の持ち場で発散できればいいのですが、そのような場で出せない人は、
自分が病院を受診したときとか、家族が入院している、といった場合に、
無意識のうちにそのはけ口が医療従事者に向くことがあります。

他の人が怒らないような待ち時間なのに、
「こんなに待たせるとはどういうことだ」と怒ったり、
医師や看護師の言葉尻をとらえて、
怒らなくてもいいような場面で感情的になる人がいます。

怒る原因は、もちろん医療者側にもあるのですが、
本質は個人的な問題であることも多いのです。
このようなパターンは、結構多いです。

これに気付かないと、医療者は批判をダイレクトに受けてしまうので、
心身共に疲れきってしまうことがあります。
また、人に対して失望してしまいます。

しかし、不満の奥に隠された心の流れをもう一段深く見つめることで、
全く新しい解決策が見つかることがあるのです。
もしかするとこの苦情や不満は、形を変えたものかもしれないと
心の片隅に置いておくといいと思います。

そのような視点を持つことで、医療者もこの感情の渦には巻き込まれません。
自分たちも結構よくやっているな、と思うのに、
不当な不満をぶつけられたときは、少し冷静になって、
相手を理解しようと思う心の余裕が大切です。

医療者側が、不満という感情に対し、もう一段深い理解を示したときに、
直接働きかけたわけでもないのに、相手が変わっていく、
ということが実際にあるのです。

このような心の流れもある、と知っておくといいと思います。

この記事へのコメント
患者さんサイドの、会社や家庭での不満が、
形を変えて、医療現場で噴出することがある

ということを知っておくと、医療者サイドの感情が安定しますね
これはよくわかります
人って、怒りを向けやすいところに、無意識に向けてしまいます
でも、本当にその相手に対して不満があるのかというと、そうでもないし・・・
別のところに不満があるのに、なぜか、怒りの矛先が、きちんと対応してくれそうなところを選んでしまいますよね
医療現場というところは、そういう意味でも、大変な場所です
がんばりましょう!
Posted by ケイイチ at 2006年03月09日 09:03
コメント、ありがとうございます。
医療者の心が安定して初めて、患者さんへの
ケアが万全になるのだと思います。
現場には様々な感情の流れがありますが、
きちんと見て、自分なりに消化して、
溜め込まないで頑張りたいと思います。
どうもありがとうございました。
Posted by tate at 2006年03月11日 13:21
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